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固城恐竜の紹介

固城の古環境
恐竜は中生代の陸地に住んだ陸上動物である。したがって恐竜化石を見つけるためには恐竜が生存した時期にその陸環境に積もった堆積岩がなければならない。 韓半島に分布する中生代の堆積層は全て陸性堆積岩で構成されていて海性堆積岩は全く発見されない。 韓半島にも全世界的に恐竜が生存したトリアス紀(Triassic)、 ジュラ紀(Jurassic)にあたる堆積層があるが、発見される恐竜の記録は全て中生代白亜紀(Cretaceous)の物である。 この当時に今の慶尚南北道を含む慶尚盆地にとても大きな湖が形成され湖の周辺に生息した恐竜が化石として残った。このような白亜紀地層は韓国の中生代を代表して慶尚漏層群と呼ばれる。 現在まで報告された恐竜化石と恐竜足跡化石の大部分が 慶尚漏層群から発見された。
固城地域一帯に分布する大部分の地層は 慶尚漏層群 河陽層群の最上部にあたる鎮東層である。 この地層の時代は約 1億年前の前期白亜紀の後期にあたる。 鎮東層は薄く発達した 細粒質の砂岩ないしシルト岩 (siltstone)と泥岩が交互に現われ普通黒色を帯びており、わずかに熱変質を受けたものである。 固城地域で現われる恐竜足跡化石、鳥の足跡化石、この外の堆積構造の大部分が鎮東層で発見されている。この化石と堆積構造から推し量ってみると 鎮東層が堆積される当時に 固城地域は規模のとても大きな慶尚湖の周りに位置した緩やかな地形であり、泥で成り立った平原が広く発達していたはずである。 また当時の固城地域は全般的に熱帯や亜熱帯の暖かい気候を現わし、乾燥した中に乾季と雨季が繰り返される季節的様相を見せたと思われる。

このような気候の季節的様相によって湖面の変動がよくあったものと推測される。 湖畔の水面が継続して変わりながら堆積物が積もり、恐竜の足跡がさらにたくさん残されるようになった。 また, この当時に火山活動が始まったため恐竜はより安全な場所を求めて移動し始めたはずである。その時に、森よりは移動が楽な湖畔に沿って集団移動したため、湖周辺に位置していた固城地域で恐竜足跡化石が多く現われるのである。固城で発見された恐竜足跡の数は 4300余個に至り、その大きさも多様である。 また非常に多くの恐竜が堆積物を踏んでかき乱した恐乱作用(dinoturbation)の跡も見られる。これから考えると 固城には約 1億年前に多様な恐竜が棲息し、集団活動的な動きを見せたものと推定される。